なかなか足が向かないお店ってありますよね。
その1軒が、なぎさまちの『リストランテ・ソプラノ』でした。
でも、さすがに行くべきかと。
こだわりの地場産野菜や三重県産魚介類にこだわっていると聞いた覚えがあったのです。
メニュ。
両方共ランチです。
3500円と5000円。
5000円のほうがちょっと選択肢が広いですね。
自家製パンと、自家製フォカッチャ。
これが滅法美味しい!
フォッカッチャにはアオサと唐辛子が挟み込まれていて、うなるほど!
オリーブオイルも超フレッシュ!
期待が高まります。
ミネストローネ。
なんですが、今まで食べてきたものとは明らかに違います。
トマトが前面に出てくるのではなく、いろいろな野菜の滋味が出ていて、優しい味わいです。
味付けも素材そのものの味を活かした薄味。
一口一口食べるごとに、じんわりと胃の中があたたまっていく感じです。
前菜の盛り合わせソプラノスタイル。
生ハム、椎茸のリゾットグラタン、里芋のニョッキ、甘鯛のポワレ。
どれも凝った味わい。
椎茸にはちゃんとリゾットが入っていて、その上からホワイトソースが。
甘鯛は衣がサクサク!
里芋のニョッキはスイーツ的な味わいで驚きました。
夫注文、北海道産仔牛とアレッタのラグー トロフィエ。
トロフィエはねじりの入ったショートパスタ。
こちらも肉と野菜の味をしっかり感じます。
くどさはなく、むしろもっと食べたくなる感じ。
M子注文、渡利牡蠣とカリフラワーのクリームソーススパゲッティ。
もうね、香りからして美味しいのです。
牡蠣を口に入れると、その香りが具現化しつつ、さらに芳醇に。
海の味がするのに、独特の匂いがないのです。
磯の香りの強い牡蠣がやや苦手な私にとって、渡利牡蠣は理想的な牡蠣。
その汁が、素直な味わいのクリームソースに溶け合い、スパゲッティを食べるとうっとりとします。
そしてカリフラワーが食感にコントラストを与えています。
しかもカリフラワー自体、味が濃くて美味しい!
ミネストローネもしかりですが、野菜へのこだわりを感じます。
熊野地鶏のアロースト そのジュのソース。
熊野地鶏ナメてました!・・・っていうくらい、味が濃く肉質がしっかりしています。
スーパーなどで販売しているブロイラーの鶏とは、間違いなく別物です。
いや、この2つを同じ『鶏』でくくるのは間違っています。
それくらい違う。
当然ながら、段違いに美味しいです。
噛んでも噛んでも味がなくならないフグのように、熊野地鶏も、噛んでも噛んでも味が染み出てきます。
いつまでも噛みしめていたい・・・そう思う美味しさでした。
熊野地鶏、すごいです。
もちろん付け合せのブロッコリやじゃがいもも、熊野地鶏の脂をまといつつ、それに負けないみっしりとした味わいでした。
夫注文、確か、スズキのポワレ。
身がふっくらかつしっとり。
黃ニンジンのソースが、バタの効いたスズキに甘みのアクセントとなっていました。
お口直しの、リンゴのソルベ。
超リンゴ!
リンゴをおろして、そのまま凍らせたかのよう。
凍らせることで味が凝縮するのか、リンゴ以上にリンゴでした。
カタラーナ カシスのジェラート添え。
ジェラートは、本当にカシスたっぷり!
でもソルベではなく、ジェラート。
口当たりがクリーミーです。
そしてカタラーナ。
これまでのお料理は素材重視だったのに対して、ちゃんとしっかり甘いのです。
これは嬉しい!
やっぱりデザートは甘くないと。
卵とバニラビーンズとカラメルの、こってりとした甘さ。
でもくどく感じないのは、ほど良い大きさと、素材の良さにあると思います。
お店の人もしっかりと知識があり、何を訪ねてもちゃんと答えてくれて。
何より、このお店で働いていることへの矜持を感じました。
今までこのお店に来なかった自分を、罵りたい思いです。
本当に美味しかったです!
また近々お邪魔します!
ご馳走様でした(*^^*)
リストランテ・ソプラノ
住所 三重県津市なぎさまち1-2 ベイシスカ内1階
TEL 059-229-6636
営業時間 11:30~14:00(LO)
18:00~21:00(LO)
定休日 水曜日
ここからは個人的な希望です。
Blogもあるのですが、2014年3月から更新されず。
キャッチフレーズが
『契約農家から直接仕入れる有機無農薬野菜が中心です。魚介類は尾鷲港からその日に仕入れたものが中心です。届く素材が毎日違うから、メニューはその素材の顔ぶれを見てから決めます』
なので、その日の野菜や魚を告知してくれると、もっとお邪魔する機会が増えると思います。
capace (カパーチェ) @津 – 壮絶!ミセスM子の勝手にうまっぷ拡大版
-[…] 『トラットリア カパーチェ』です。 なぎさまちの『リストランテ ソプラノ』と同じ系列のお店です。 何度も足を運ぼうとしたことはあったのです。 しかし、オープン当初は確か、 […]