は~るばる~来たぜ、40か~い♪
というわけで、今日お邪魔して来ました。

ここがどこかというと。
『麺や 青雲志』の2軍席です。
先日お邪魔した時、ご店主のヒットさんから、
「水曜日は休み明けなので、オープン直後はかなり混みますよ」
と教えてもらったので、今日の木曜日の11時丁度に到着したM子の目に飛び込んできたのは!
いきなりの行列。
そして一巡目に入ることができず、冒頭の画像を載せるハメになったわけです。
で、今日は『牡蠣汐』!な気分だったのですが、券売機の前で、おとーさんがヒソヒソと。
「多分、息子が食べて欲しいのがあるんで、それでええかな?」と。
もちろんですとも!
そして出てきたのがこちら。


試作品の『炙りカマス』。
・・・色が濃くて醤油なのか塩なのか、はっきりしません。
でも香りは、塩ですね。しかも牡蠣ほど飛翔力はないものの、かなり深みのある香り。
スープを一口含んだ、その一瞬後に香りと甘味が!
カマスの身の甘さが、湧き上がるように口の中に広がります!
決して個性が強いとはいえないカマスが、香りをここまで主張するとは!
一瞬、淡麗に感じますがとんでもない!
カマスの味と香りの個性を引き出すだけあって、おそらく相当な量のカマスを使っていると思われます。
もはやカマスのポタージュ状態。
そして、それを引き立てつつ、決して角を立てない、丸い丸い塩加減!
淡泊で濃厚、繊細でがっつり・・・このスープは相反するものを内包しています。


さらに今回は、麺にも変化が?
コシの強さと粉の味の濃さがが、以前にも増している気がしました。
夏の『麺ダレ』防止に向けて、コシを強くする調整をしているんでしょか。
それから以前に比べると、わずかながら、麺がスープを吸うようになった気がします。
その分、麺の食感がほんのちょっとザラついたような。
気のせいかな。
私個人としては、この麺はコシといいスープの含みといい、かなり好みでした。


で、忘れちゃならないのが、この具ちゃんたち。
もはや麺とスープで一品料理として完成していますが、それでも、「合いの手」というか、他の味を楽しむ余裕も欲しいですよね。
ここはチャーシューにしてもメンマにしても味玉にしても、妥協がなく高いクオリティなので、らぁ麺の味に水を差さずに楽しめますよ!
しかし、両方共、そのクオリティ故に別添えとなっているワケです。
でも、まったく別にいただくのではなく、具の入ったお皿にスープを入れ、交わった味わいを楽しむのも一興、ネギや糸唐辛子をちょっとずつらぁ麺に絡ませていただくのも、また一興です。
はー・・・。
久々にめっちゃ熱く語ってしまいましたが、それくらい美味しかったのです。
『炙り煮干し正油』といい、『焼き秋刀魚正油』といい・・・もしかしたら、思った以上に魚好きなのかも、私。
それにしても、濃厚なカマススープってすごいですよ。
あ、最初にも書きましたが、これはあくまで試作品です。
メニュ化するかどうかは、ご店主のヒットさんが納得するかどうかにかかっているのであしからず。
ちなみに、試作品と言えども、券売機でチケットを購入していますよ。
しかし、間違いなく原価はもっとかかっています。
これはもう趣味の・・・ラヲタの世界です。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#][#IMAGE|S58#]
麺や 青雲志
※前回の訪問記へ
住所 松阪市嬉野権現町神北405-14
TEL 非公開
営業時間 11:00~14:30
定休日 月・火曜日