突然ですが、遡ること約一ヶ月。
11月終わりの話。
何かのTV番組で三重県の『渡利牡蠣』が登場したらしく、実家の母からTEL。
「白石牡蠣?とにかく淡水と海水が混ざり合った湖で養殖している牡蠣よ!」
「・・・それは白石湖で育てている、渡利牡蠣かな?」
「そうそれよ!三重県でしょ!あなた知っているの!?」
「・・・まあ、名前くらいなら・・・」
「すごく美味しいらしいじゃない!あなたはいいわね!そんな美味しいものが近くにあって!」
「・・・(いや、私も食べたことないよ)・・・年末帰省するとき、持って行こうか?」
「え!? べ、別に欲しくなんかないわよ!」
とんだツンデレです。
で、12/29の夜。

お取り寄せ便で、実家に届くよう手配した『渡利かき』。
母、大興奮。
「こ、これって地元でもなかなか手に入らないってテレビで・・・!」
いや、それは多分ちょっと大袈裟。
母がかたくなに拒むインターネットで、ちゃんと手に入るんですよ。
しかもこの生産者の「畦地さん」は、仕事で夫と知り合ってますよ。
と、独り言。


おお、かなり立派な牡蠣です。
この後、殻を剥いたところ、身も大振りのプリップリ。
――関係ありませんが、都会っ子の私が、殻付き牡蠣を30個も剥けるようになるとは・・・一昨年・去年と牡蠣を剥き続けてきた甲斐がありました・・・。


コキール&蒸し牡蠣。
母、ムシャ食い。
うん、美味しいです。
ビックリするほど磯臭さがなく、純粋な「牡蠣」の味。
牡蠣の味って突き詰めるとワタの味だと思うのですが・・・磯臭さがあるものだと思い込んでいたのですよ。
それがない旨味って、想像つきますか?
父は却って「ここまで磯の風味がないと、逆に物足りないかもな」と言っていました。
確かに、磯風味が好きな方には物足りないかも知れません。
が、常々、
「牡蠣から磯の香りを取り除いたら、さらに美味しいのでは」
と思っていた私は大歓迎です!
ビバ牡蠣!と言いたいくらい、旨味MAX臭みゼロです。


ついでに、朝から仕込んでいた茹で鳥で作った棒々鶏。
鶏モモと鶏ガラを青ネギ+生姜+酒+水で茹でました。
タレは市販のゴマシャブ用のタレに、豆板醤とニンニクペースト、オニザキのスリゴマをプラス。
ついでに胡瓜の薄切りを添えて。


鶏のスープを使った、〆のラーメン。
散々食べて飲んだ後なので、カップスープ用の器でほんの少し。
味付けは鶏がらスープに、これも朝から仕込んだ「味付煮玉子」の煮汁。
後は塩コショウのみ。
味付煮玉子の作り方の詳細は明日!