ようやく溜まった記事が1ヶ月分を切りました。
7月の『びっけ部』は美杉町の『朔』。
私、どれだけ来ているのでしょう。
何度おじゃましても、いつも感動があります。
前回は温められていたオブジェが、今回はキンキンに冷えています。
この日は熱中症になりそうなほど暑かったので、本当に助かりました。
まずは梅と紫蘇の酵素ジュース。
こちらの最初の1杯を飲むと、胃がキュウ〜っとなるんですよ。
胃液が出てきて、胃がスタンバイするというか。
それに味自体も爽やかで、口の中がすっきりします。
食べ物ブロガー泣かせの器で、前菜。
本当に美しいのに、それをそのままお見せできないのがもどかしいです。
手前から、スモモの蜜煮ミントの花添え、しいたけの鹿ミンチ詰め、焼きとうもろこし、サザエ五色仕立て。
その奥があまり見えないので、
香良洲で揚がったキスと、白ナスのオランダ煮。
もうね、毎回前菜が素晴らしいのです。
サザエには大豆と人参、こんにゃくなどが同じ大きさに切られて、薄めな味付け。
スモモは口に入れるととろけます。
そして香良洲のキスの素晴らしいこと!
口に入れていきなり、甘さを感じるほどの旨味です。
白ナスのオランダ煮は、こってりしつつさっぱりとはまさにこの事!と言いたくなる味わい。
オクラのソースで、さらにさっぱりいただけます。
もうね、ナスのトロトロ感がたまりませんよ!
ここでお飲み物を注文。
『ポールジロー』というぶどうの微発泡ジュース。
どんな芸人さんの名前よ、と思いましたが、れっきとしたフランスのコニャック生産者。
彼が自分の孫に飲ませようと、コニャック作りに使うぶどうで作ったのが、この微発泡ジュース。
これが驚くほど澄み切った味わいで、言われなければぶどうだと気づかないほど。
エグみやクセを一切感じないのです。
水のような透明感があります。
これは一度、飲む価値がありますよ!
宮川の天然仕立ての鮎を、1時間半炭火でじっくり焼いたもの。
これは間違いなく、毎回美味しいです!
季節によってはアマゴになることもあります。
この日の鮎は、身が甘くしかも香ばしく焼き上がっていたため、頭を口に入れた瞬間、焼き菓子の風味を感じたほどでした。
これまた香良洲で揚がったハモの黄身衣揚げ、オクラ生姜とバルサミコ。
前物のハモがあるとは知りませんでした。
ハモのムチムチとした身に、ちょっともったりした黄身衣が寄り添い、その他の素材が味をギュッと引き締めています!
これはお代わりしたかった・・・。
お待ちかねの鹿!
これはもう、言葉が入りません。
「(罠師である)古田さんの腕前が8割9割」とご主人は言っていますが。
そりゃ確かに、臭みをまったく出さずに仕留め、解体する技術も素晴らしいです。
でもやはり火の通し加減や素材の組み合わせ、ソースの味わいなども素晴らしいです!
この日、上に乗っていたのは人参の花。
人参本体とは、まったく別の味わいでした。
そして香の物。
夏らしくガラスの器になりました。
載せずにはいられない、ご飯!
もちろん炊きたてで、一粒一粒が光っています。
このまま食べてもめちゃくちゃ美味しいし、香の物と食べても、また美味しいのです。
ご飯、アオサの味噌汁、香の物、お茶。
お茶も自家製なんてスゴイ!
デザートは別室で、ゆっくり。
ニッキのゼリーは、身体を冷やしてくれて、心地よいです。
豆菓子2種をアテに、ずいぶんと長居させていただきました。
その間、ラブラドールのユウ君と恋人のカモちゃんが遊びに来たり。
まったりと良い時間を過ごしました。
ちなみにこの豆菓子も自家製。
カリッとしたのとしっとりしたのと、2種類ございました。
豆の味を活かした、優しい味わいです。
ご馳走様でした(*^_^*)
日本料理 朔
住所 三重県美杉町八知3541
TEL 080-6928-3939
営業時間 11:30〜16:00
ランチタイム 11:30〜と13:15〜の2回
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