私のために、ご苦労様です。
なんて言うとしばかれそうですね。
まあ、隊長日誌でも書かれているので、何かをしているかはおわかりかと思います。


自然薯です。
本当にィ!自然のォ!自然薯だアァァァァァ!!
失礼。
天然物の自然薯は人生初体験なので、興奮してしまったのです。
ところで、だんだんJOJOだかケンシロウだか、わからなくなってまいりました。


自然薯汁です。
ご飯にかけていただくため、濃い目のお吸い物くらいの出し汁で2倍に伸ばしました。
それでもものすごい粘りです。


こんな感じ。
ちなみに出し汁で伸ばさないと、こんなに粘りません。
全部仲良く持ち上がります。
おろしてもほぼ固形ってことです。
これをご飯にかけて掻き込みますとですね。
『トロロ』とか『山芋』とは全く違うことに驚きます。
牛蒡寄りの根っこの鄙びた香りがするのです。
にもかかわらず、豊潤な味わい。
こうなんと言うか・・・自然に体の肉となり血となっていくような。
優しく、力強い味わいです。
箸が止まらなくなります。
ご飯もいらず、そのまま啜り込みたいです。


拍子木に切った自然薯にオカカを載せ、ワサビ醤油で。
これは良いですね~。
普段飲まない、日本酒のぬる燗が無性に恋しくなります。


自然薯入り玉子焼き。
見た目は玉子焼きですが、別の料理になってしまいました。
そのくらい、自然薯は「強い」です。
食感がなんて言ったら良いのか・・・軽めのベーグル?
うーん・・・もっちりとして噛み応えがけど歯離れが良くて。
全体的にこう・・・あ、九州の「かるかん」ぽいです!
と言って、納得していただけるかどうか。
自分で言うのもなんですが、美味しいです。
普通の玉子焼きに・・・あー、説明できない!
是非自然薯を手に入れて、「自然薯入り玉子焼き」を作ってみてください!
「食えばわかる」by中華一番。


最後に、順番は目茶目茶ですが、自然薯のお吸い物です。
先日、普通のやまと芋を吸い物に投入したらドロドロに離散し、えらい目に合いました。
しかし見よ!この自然薯たちの一致団結した姿を!
あらかじめ出汁を引いて弱火にし、醤油と酒と味醂で味付けした吸い物にスプーンですくった自然薯を入れると、ムッチリとしたお団子状に固まるのです。
これは絶品です。
お餅のようでありつつもっと歯ごたえがあり、かすかにシャリ感があって味が濃い。
山ならではの貴い味、というものを体感いたしました。
野田隊員、きよちゃん隊員、シンジ君、ありがとう!ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]