15年ぶりに、大阪にやってまいりました。
日ごろお世話になっている林家染弥さんに『なんばグランド花月』に招待していただいたのです。
いやもう、生粋の関東っ子のＭ子には、カルチャーショックのオンパレード。
カルチャーショック１：満員の人々すべてが「笑うため」に来ているということ。
カルチャーショック２：ビールを飲みつつ鑑賞する人々の姿。関東では「館内飲食禁止」が常識ですから。
カルチャーショック３：当然のごとく近くなるお手洗。漫才中だろうがなんだろうが、好き勝手に出て行く観客。
カルチャーショック４：休憩時間中、客席に「たこ焼き」を売りにくる店員さん。買う人々。
カルチャーショック５：以上のすべてを包み込んだ上でのLIVE感！
大阪が大好きになりました。
そして舞台が終わった後に、林家染弥さんと夫と向かったのが、東心斎橋の『洋食katsui』です。
実は一年ほど前から気になっており、もしも大阪に行く機会があったら必ずや！と狙っていたお店です。
というのは、









いきなり怒涛のメニュです。
しかし食べることがお好きな方にはたまらないメニュです。
私の愛する『レストラン七條』に似た匂いを感じます。
だからこそ気になっていたし、このメニュならば、一日熟読していられます。
そして一品一品に妄想をつのらせ・・・。
こんなことを書いていると変態と思われるのでこの辺で。
もうですね、期待で胸がバクバクします。
まずはビールで乾杯をして、

『洋食katsui前菜の盛り合わせ』3人前3600円です。
これをいただきたかったのです！
鶏レバーのパテに海老のカクテル、コールドビーフ、カンパチ、スモークサーモン、ハツのグリル・・・酒飲みの宝石箱ですよ！
しかもどれもが美味しいです。私一人なら、コレだけで満足できそうです。
もう追い立てられるように、白ワインをオーダーします。


『プレーンオムレツ』800円です。
シンプルながら、後を引く味わいです。
卵はもちろんですが、塩気にコクがある気がします。


『ゴルゴンゾーラと野菜の暖かいサラダ』1000円。
インゲン、オクラ、あと・・・。
何でしょう、口に入れた瞬間ルッコラぽい風味が広がり、その後にはっきりとした苦味と辛味の来る菜っ葉系の野菜です。
このインパクトがある味をゴルゴンゾーラがさらにクセをつけつつ、マイルドにしています。
目茶苦茶美味しいです。
でも、ゴルゴンゾーラソースが全然足りず、ちょっと残念でございました。


『山形牛フィレ肉シャトーブリアンのビーフカツ』3500円。
これは・・・断面を撮っておかなかったことを悔やまれるほど、美しい薔薇色です。
中はレアであくまでも柔らかく、臭み一切なし。牛肉の良い香りだけが口中に広がり、うっとりしました。
さらにこのトマトソースが、絶妙なんですよ！
酸っぱ過ぎず甘すぎず、ガーリックトーストに付けていただくと、止まらなくなりました。


最後に注文した『北海道厚岸産から早くも牡蠣フライ』1800円。
撮る前に食べてしまいました・・・最後の一個です。
まだ小ぶりながらも臭みもなく、何と言ったら良いでしょう・・・「可愛い味わい」です。
子羊ちゃんをいただいている気分というか。
もっともっとでっぷりしてからまた食べてあげるからね♪・・・と思ってしまいました。
ここまででワイン2本空っぽ。
M子はスウィーツにほとんど興味がないので、店を後にしようとしたところで、


お隣のテーブルの方が誕生日だったようです。
店員の方が歌いだすとともに、どこからともなく「ハッピーバースディ」の歌が聞こえだし、最後はお店中のお客様の歌声と拍手が、店内に響き渡りました。
なかなか良い光景です。
で、このバースデーデザート。
スウィーツに興味のないM子ですら、「半分分けて！」と言いそうになりました。
さすがにそれは失礼なので、写真だけでも・・・とお願いしたところ、快く了承していただいた次第です。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
洋食katsui
住所　大阪市中央区東心斎橋1-2-17 第一住建東心斎橋ビル1F
TEL 06-6252-7014
営業時間　11:30～15:00（金・土・日のみ）
　　　　　　　17:00～23:30（L.O.）
定休日　月曜日
この後。
染弥さんオススメのバーへ。
飲み物も美味しく、ハモン・セラーノもあり、すっかりご満悦。
しかも、

夫と私は、タバコはずいぶん前に止めましたが、葉巻は嗜みます。
美味しいお酒を飲みつつ葉巻をくゆらせる・・・は、かなり至福の時間でございました。
染弥さん、良いお店に案内していただき、ありがとうございます。
でもこのお店の名前も場所も、全然わかりません(涙)