本当はもうちょっとお邪魔しているかも。
『市のせ』でございます。
帰省していた娘が京都に帰るので、その道中にあるこちらのお店に。
何故か予感がして、いつもはしないのに、前日に電話で予約しました。
やはり。
予約優先になっていました。
この日はすでに売り切れ終い。
つまり、予約の分以外は、すべて売り切ってしまったということ。
予約しておいてよかった〜〜〜。
炊合せが季節によって変わるのが嬉しいです。
しかもどれも美味しい!
一品物やデザート、飲み物など。
おおお、日本酒と焼酎。
ここで飲めたらどんなに嬉しいか。
夜のお料理、ぜひとも食べてみたいです。
今回も前回同様、『雪』を注文。
まずは蕎麦豆腐。
これができたて熱々で、むちむちで美味しいんですよ!
出汁も美味しく、いつも飲み干してしまいます。
『近江牛と夏野菜の冷やし炊き合わせ』。
牛か・・・食べられるかなと怯んだ私でしたが、杞憂。
脂のくどさがまったくなく、感じられるのは甘い肉の旨味のみ。
手前がバラ肉で、奥がもも肉でした。
バラなのに全然しつこくないってすごい。
奥のかぼちゃもあっさりした出汁で炊かれていました。
めちゃめちゃ美味しかったです。
うふふ。
魅惑の『炙り鯖寿司』。
これね、ほぼ生というか。
一番身の厚い部分が、レア気味なのがわかりますか?
それを食べる直前に炙っているので、温かいんですよ!
温かくてレアな鯖寿司って、そりゃもう・・・。
一度お持ち帰りしてみたい気持ちはあるのですが、このフレッシュな鯖寿司はお店でしか食べられないんだろうなあ。
蕎麦衣の天麩羅。
この日は小鮎、鱧、とうもろこし、玉ねぎ、ピーマン。
衣はサクサクで蕎麦の風味がします。
しかし蕎麦粉って天麩羅にしても、どんな具とも合うんですね。
小鮎、ほんのり苦くて、ほんのり甘くて。
意外にも蕎麦粉の衣を纏うと、ピーマンが化けますね。
おおっ、と声が出るくらい美味しかったです。
前回お邪魔したとき、初めて気づいたのですが『細打ちのもり蕎麦』を、+300円で『季節の蕎麦』に変更できるんです!
というわけで、このときの季節の蕎麦、『すだち冷かけそば』に変更!
見てください、この美しいこと!
今までこちらで『汁そば』をいただいたことがなかったので、ドキドキ。
・・・めちゃめちゃ美味しいです。
なにこれ。
ごくごく飲めちゃう。
なにかの出汁が突出しているのではなく、とにかく丸い味。
そこにすだちの清涼感!
更に冷たく締まったお蕎麦の美味しいことよ!
これからは毎回『季節の蕎麦』に変更しないと。
でも、ノーマルなもり蕎麦も食べたい。
心は千千に乱れます。
薬味が出てきたら。
これですよ。
『粗挽き太打ちのもり蕎麦』。
この太さと、皮まで挽いてあるんじゃないかというザラッとした食感。
そしてむせ返るような蕎麦の風味!
このお蕎麦を知ってしまって以来、いつも心のどこかにいる感じがします。
そのくらい鮮烈でした。
何度いただいても、押しては引く波のように、心がさざめきます。
なんて余韻に浸っていたら、デザート。
うわあ、なんだか盛りだくさん!
煎茶寒天にかぼちゃの白玉、栗にいちじくに、近隣の牧場で採れた牛乳を使ったアイスクリーム、パイナップル。
お、美味しすぎる・・・。
さらにこの日は、期間限定の本わらび粉100%のわらび餅があるということで!
わらび餅って、白いと思っていましたが、本当のわらび粉を使うと、この色になるそうです。
そうよね。
野に生えているものだもんね。
わらびの色よね。
注文を受けてから練るということで、もっちもち!
わらび餅自体に甘みはありませんが、ねっちりとした歯ごたえと、どこか鄙びた風味がいたします。
黒蜜も付いてきましたが、わらび餅ときなこでも、充分美味しくいただけます。
食べ終わった瞬間に、「また来たい」と思うお店です。
ご馳走様でした(*^^*)
蕎麦 市のせ
住所 滋賀県甲賀市信楽町宮尻185-3
TEL 0748-60-6510
営業時間 11:30~
定休日 木曜日
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