上京する際は必ず、メインイベントを用意しています。
それは、ランチorディナーで、ここぞと狙ったお店に行くことです。
もちろん食に関してですので、相方は、姉のゆかり。
二人で日々各々、狙ったお店をピックアップしておき、究極の一店を決定するのです。
と書くと難航していそうに思われますが。
ゆかり・M子の姉妹名物「恐怖!食のシンクロニシティ」
恐ろしいほど狙ったお店が一致するので、大概一発で決定します。
今回のシンクロニシティは、東京銀座の、
『ル・マノアール・ダスティン』です。
三重⇔川崎間の電話で、この店名がハモッた時には、鳥肌が立ちました。


アミューズの「マグロのタルタルとブーダン・ノワール」です。
以下、メニュー名がうろ覚えです・・・すみません。
それはともかく、このブーダンさんが美味すぎます・・・。
ブーダンノワールは、豚の血の腸詰です。舌触りは硬めのムースといった感じで、コクだけで成り立っているとでも言いたいほど濃厚で、しかもチョコレートのような味わいがあります。
下のりんごのジャムが、その味わいを引き立てます。
手前は、マグロの脂が口の中でトローンととろけて・・・フレンチなのに、日本人万歳な気分です。


「鰻と山芋とフォアグラのテリーヌ」です。
日本のフレンチです。
この素材の組み合わせを考えた料理人さんを尊敬します。
もちろん素材の驚きだけではなく、味にも感激しました。
鰻と山芋とフォアグラの食感が異なった食感を生み出し、
そして山芋が、鰻とフォアグラというこってりとした味の仲立ちをして、さらに旨味を引き出しています。


多分、サーモンとムール貝のワイン蒸しです。
丸く見えるのは、ポテトのニョッキを揚げたものです。
茹でた物とは食感が変わって、さらにムチムチとしています。
サーモンの火の通り具合とソースが絶妙でございました。


「鹿肉のロースト・血のソース」です。
当たり前ですが、いつもM子が自宅で料理する鹿肉の味わいとは、全く別物です。
血のソースはあくまでも滑らかで、濃厚です。
ブーダン・ノワールの時も思いましたが、チョコレートの風味に煮ている気がします。
血を煮詰めると、独特の香ばしいさが生まれるようです。


デザートです。
右側がフォンダンショコラ。左はバニラのアイスクリームです。
熱々のフォンダンショコラに、アイスクリームを絡めて頂きます。
熱いやら冷たいやら、甘いやら苦いやら・・・。めくるめく陶酔って感じです。
こうして別々のお皿だと、配分を調節できるので嬉しいです。


焼き菓子というか、プティ・フールというか。
チョコ風味のマドレーヌとオレンジピールです。
が、ここでM子脱落・・・お腹が破裂しそうで、辞退いたしました。
無念です。
しかし美味しかった~・・・。
すべてのクオリティが高く、大満足でした。




ご満悦な女二人。
姉・ゆかりは都内の大手企業に勤めるキャリアウーマン(笑)のため、一応顔は伏せました。
思いっきり名前は出していますが。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
Le Manoir d’Hastings(ル・マノアール・ダスティン)
住所 東京都 中央区銀座8-12-15
TEL 03-3248-6776
営業時間 11:30~14:00
       18:00~21:30
定休日 基本は年中無休だそうです。