ランチの『富麗華』のあとは、娘をゆかり姉とジジババに託し、夫と二人で渋谷デート。
が、LOFTと東急ハンズを回っただけで、グロッキー。
センター街の『椿屋珈琲』にてビパークした後、夫婦、倒れようとする肩を支え合いながら、実家へ。
東京はもう卒業だ・・・。
どこかで聴いた、『北の国から』の純のセリフです。
だれを孕ませたわけではありませんが、まったくもって卒業気分です。
・・・いや、来ますけどね!!!
そしてもちろん夜ご飯は実家で。
しかし、両親にお昼散々、散財させてしまったので、お返しにM子夫妻でお寿司を注文。
出前できる距離ではないので、受け取りに行きました。
注文したお店は武蔵新城の『すし勘』
M子が14歳の頃から、行きつけのおすし屋さんです。
それまでまったく生ものを食べられなかった私が、ここで初めて、お寿司の美味しさに目覚め。
以来、人生の節目は、必ずここのお寿司。
そう思うと私の「食い倒れ人生」の扉を開けたお店ともいえます。
m子の出産予定日に産まれる気配が一切なく、憂いた心を晴らすため、カウンターで食べまくったのも良い思い出・・・。

ヒャッッホウゥゥ!
特上5人前です。お値段は秘密。うふふ。
でも、想像するよりはお値打ちかも。


アナゴはもちろん、大トロもトロトロで脂乗りまくり。
女性に例えるなら、かたせ梨乃・・・いや岩下志麻レベルです。
あと、なんというか、包丁の入れ具合の技術の高さ。
ただ切ったのとは違う、「いかにして美味しく食べさせるか」を追求した切り方と、ネタの大きさ。
新鮮なだけでは味わえない、「心地よい味わい」です。


それが如実にわかるのが白身。
漁師町でよく遭遇するのですが、超新鮮な白身をデカネタ切りにすると、かえってゴリゴリして飲み込めない・・・つまり味わえないんです。
しかし、このように、死後硬直を越えて筋肉がある程度弛緩し、ムッチリとなったところを、食べやすいサイズに切り、さらに隠し包丁を入れたりしてくれると・・・いつまでもお口の中でモグモグしていたい・・・と、そんな旨味に変わるワケです。
久々に江戸前仕事のお寿司を楽しみました。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
すし勘
住所 神奈川県川崎市中原区新城4-4-2
TEL 044-755-3518
営業時間[火曜日~土曜日]12:00~14:00
                  17:00~22:00
    [日曜、祝祭日] 12:00~15:00
17:00~21:00
定休日 月曜日
それにしても、お昼が高級中華で夜がお寿司・・・どんなお大尽様ですか!?
今、記事を書いていて、このラインナップにビックリ!
『帰省』という言葉は、もしかして最強呪文かもしれませんね!
父母も私も、色々な意味で理性の枷が吹っ飛んでいたのかも・・・。