昨夜疲労困憊で撃沈したわりに、朝は6時前に起床。
お腹が減って目が覚めました。
老人ですか。

7時と同時に朝食場所のレストランへ。
日に日にガッツリ、食べる量が増えている気が・・・。
飲み物はもちろん、昨日カフェ・ザッハーの執事のおじ様に教えていただいた『Verkehrt』ですよ!
毎朝こんな食事がしたい・・・でも自分で作るのは無理・・・ですね。


『シェーンブルン宮』。
混むと聞いていたので、オープンの8:30きっかりに到着。
やたらと行動が早いです。
宮殿内を観て回るコースを申し込み、日本語ガイド(i-pod!)を借りて、いざ宮殿内へ!
・・・が、ここも館内は撮影禁止。
広くて豪華で、各部屋に陶器製の巨大なストーブがあったのに驚いた!とだけ言っておきましょう。


貫禄たっぷりなマリア・テレジア像。
マリー・アントワネットのお母さんでやんすね。
子供をぼんぼこ産み、国を治め・・・偉大な方でございます。
そしてまたしても電車に乗って移動。


美術史博物館へ。
これを撮っていたら、下からやってきたお姉さんに笑われました。
何故か、この旅では笑われることが多かったような・・・。
ホットドッグに齧りついたらアジジジとなり、お店のおばさんに笑われ・・・SALM BRÄUの外でメニュを撮っていたら、後から来たカップルに笑われ・・・私のしていることは、そんなにおかしいですか?
まあいいです。
ここの目当てはこれ!


見よ、この巨大な柱を!
・・・って、違います!


アール部分を拡大。
ギリシャっぽい女性とエジプシャンな女性が見えますでしょうか。
これは若き日のクリムトが、描いたものなんですよ!
他にも数箇所に描かれている、これらの壁画を観るためにオペラグラス持参で来たのですよ!
姉と興奮しつつ、壁画のある大階段を行ったり来たり。
軽く小腹が減ったので。


え?どうして女子二人なのにケーキが3つ?
クリムトさんへの陰膳ですよ。


上・・・名前不明。中のクリームがふわっふわかと思いきや、かなり濃いチーズクリーム。重い。
中・・・Raspberry cake。
   まさしくラズベリーなんですが、ミルキーで酸味がきつくないです。しかもしっかりラズベリーの風味。
下・・・Chocolate cream tart。
   だと思うんですが・・・タルトじゃないですね。違うかも。
   重くないチョコクリームとスポンジの層が、固さも合っていて、上のキャラメルプレートを時々齧って、香ば
   しさを楽しみ・・・。
   これが一番好みでした。
で、ここは撮影可能な美術館だったので。


ブリューゲルの『謝肉祭と四旬節の喧嘩』。
猥雑な感じですね。


『バベルの塔』。
日本語ガイドによると、この塔はそもそもあり得ない構造である、と。
カタツムリの殻のごとく螺旋状になっているので、水平な床がない。
なるほど。
他にも絵の中に矛盾点がいくつも隠されていて、つまりバベルの塔は馬鹿げたものであるという風刺なんでしょか。
こういった絵画は、観れば観るほど新しい発見があって面白いですね。
他にも、私が大好きな森村泰昌さんがモチーフにした、フェルメールの絵もあったりと、かなり充実したひとときでございました。
これにて旅のメインであるクリムト鑑賞は終了。
でもまだ、食べ物関係のネタがありますので、もうちょっとお付き合いのほどを・・・。
おまけ


美術史博物館の、吹き抜け天井。
さながら、天上からの祝福のようです。