ホテルザッハーの後は、精力的に動きます!
この日が一番歩いたかも・・・。

『ホーフブルグ宮』でございます。
ハプスブルグ家の歴代皇帝が暮らしていた王宮です。
実は姉と私は、皇妃エリザベート(愛称シシィ)が大好きでして。
ホーフブルグ宮は、王宮内の暮らしぶりを見られるとともに、シシィの生涯を辿ることのできる『シシィ・ミュージアム』があるのです。
もう是非モノでしょ!


王宮内の階段を上から覗き込んだところ。
さすが宮殿。
空間のレベルが違います。
残念ながら、ここから先は撮影禁止。
で・・・シシィ・ミュージアムを観た感想なんですが。
もしかしてシシィって、超自己中でワガママ?
・皇妃なのに王宮を厭い、旅から旅へ→お召し列車&身の回りのお世話係数十名
・こんな窮屈な人生は辛い、死にたいと言いつづける→美貌とスタイルを維持するため毎日のトレーニング余念なし!
うーん・・・ぶん殴ってやりたいですね。
一度でもいいから労働してから言え、とケツを引っ叩きたいです。
そんな感じで、何となくもやっとした気持ちを抱えつつ移動。


『分離派会館』です!
ここには大作『ベートーベンフリーズ』があるのです!
壁画として描かれているので移動不可。
20年ほど前に日本で開催されたクリムト展には、その複製・・・というか印刷したものが展示されていました。ようやく本物をこの目で!
何というか・・・。
想像力というのは、どこまでも翼を広げることができるのだな・・・と。
足枷は自らが作り出し、自ら壊すことができるのだな、と。
つまり、鳥肌が立つほど揺さぶられたわけです。


さて昼食です!
ご飯モードに脳をサクッとシフトチェンジ。
ここは『ナッシュマルクト』といいまして、屋外市場です。
通りの一本は、パンやら生肉やら生魚やら野菜やらがずらりと並び、見ているだけでワクワクしてきます。
キッチン付きの部屋のあるホテルにすれば良かった・・・!と悔やんだほど。
特にチーズ専門店はよだれが垂れるほどの品揃え!
入店したは良いものの、英語表記がないため難易度が高すぎ、泣く泣く退散しました・・・。
そして通りのもう一本は、長屋のごとくレストランが連なっていて。
シーフードにエスニックにスシにベトナム料理に・・・ぐあああ、迷う!
二人で頭痛がするほど悩みぬいて、
・現地の人っぽいお客さんでいっぱい
・食べている人の皿が見える(どんな料理かわかる)
で、決定。


外観なしでスンマセン。
パンケーキ専門店のようです。
とりあえずお飲み物。
手前レモネードと、奥アイスティー。
この旅を通じてなんですが、スタバやマックをのぞいて、冷たい飲み物に氷が入っていませんでした。
オーストリアの気候柄なのかもしれませんが、冷たい飲み物好きな私にとって、これだけは辛かったです。
メニュは英語表記があって、何とかなり。


ハムとホウレン草のパンケーキ、クリームソースのチーズ風味。
クレープとホットケーキの中間のような味わいのパンケーキが、バタが効いて美味しい!


ハム自体の質が高いのと、ほうれん草がフレッシュ。
そしてソースのこってり感が、オカズ度up。
蕎麦粉は入ってませんが、フランスのガレットみたいな扱い?
食事として成立しています。
パンケーキを堪能し、次の美術館へレッツラゴー!
・・・と、その前に!
肉類の香ばしい香りが脳髄を直撃・・・ヤラ( ゚∀゚ )レタ!!!


ホットドック。
今、ヨーロッパで流行のスタイル。
ドックパンに切れ目を入れるのではなく、中に穴を開け、そこにグリルしたソーセージをねじ込むというもの。
決して下ネタ狙いではない、と信じましょう。
ソーセージはチーズ入りで、これまたウィーンの名物。
齧り付くと肉汁が口内を直撃し、アチチチ!!
となりつつ、その汁がパンに染み込んで2倍楽しめます。


口の周りに脂をテカらせながら、『ウィーン市立歴史博物館・カールスプラッツ』へ。
ここは何故か、地元の方も知っている人が少なく、探すのに難儀しました。
もしかしたら、施設名が変わっていたのかも・・・。
『パラス・アテネ』『愛』『エミリー・フローゲの肖像』など、数点の絵画を発見。
ここのあるのを知らなかったものもあって、大興奮でした。
クタクタになって、ホテル近くまで戻って来はしたものの、日本でいうなら銀座なココ!
H&M、Forever21、Swarovski・・・ついついのぞいていたら、腹ヘリスキーです。
ガイドブックの載っていた、あるケーキに心奪われたものの。
店名を忘れて放浪しまくり、ようやく発見。


カフェ『ハイナー』の、『クレームシュニッテ』。
パイ層の間にミルキーで軽くて爽やかで甘いクリームがサンドされていて・・・画像で見たときの期待以上の味!!!
ああ、なんて美味しいの!?
そして、何故これが日本にないの!?
ガッツガッツいただきました。
今日も大満足・・・。
と言いたいですが。
この日はまだ、終わらないのです。