前回お邪魔したのが、7月の下旬。
あまりに美味しくて、新蕎麦の時期にまた伺おうと、その日に次回の予約をいたしました。
びっけ部2度めの『生粉打ち蕎麦処 庄庵』です。
『新そば打ち始めました』の文字が嬉しいです。
ちなみにこの日は11月11日です。
今回は囲炉裏のあるお部屋をちゃっかり予約。
薪ストーブも燃えていて、暖かいです。
お蕎麦の素揚げ。
色の違いは味の違い。
前回感動した『そばがき』。
今回は新そばだけあって、香りの強さが違います!
ねっとりとした中に、やや粗目に挽いた蕎麦のザク感もあり、舌触りも良いです。
落ちアマゴっていうのかしら。
身がふっくらしていて、甘いのです!
1時間以上、囲炉裏端でジリジリ焼かれているので、頭がサクカリとして美味しい!
紫花豆、胡麻豆腐、明日葉と蓮根、万願寺唐辛子の天麩羅。
大きな紫花豆が、ツヤッツヤで、ほっくりとお菓子のように炊き上がっています。
真ん中の胡麻豆腐はムチムチ。
口に入れると上品な胡麻の香り、そして蠱惑的にヌメヌメと口内にまとわりつく食感。
天麩羅は、どうしてこんなに軽やかに揚がるのかしら?と感動してしまうほど。
明日葉のほんのりとした苦味がたまりません。
おまちかねの、さらしな!
蕎麦の実の、芯の芯のみを使っています。
ご覧ください、この細さ!
あまりの細さに、目に頼らず手の触感だけに頼って切るというのも、納得。
中心部分故に、蕎麦自体の香りすら淡く、唇をすり抜ける快感を楽しみます。
そして登場、蕎麦三種。
田舎蕎麦は北海道産。
細打ちと太打ちは、白神山地産の蕎麦粉。
ここからはお好きお蕎麦を、好きなだけ味わうことができます。
それにしても新蕎麦!
前回でも美味しかったのに、この日はどれも震えるほどの香りが!
瞬く間に1皿平らげてしまい。
2皿目。
3皿目は太打ちと田舎蕎麦。
太打ちは蕎麦の甘みをしっかりと味わうことができ、田舎蕎麦は野性味を感じることができ。
そして最後は、喉越しの細打ち。
あ、ちゃんと触れていませんでしたが、つけ汁も滅法美味しいのです。
蕎麦をドボンと浸けて、濃すぎずしっかりとした深さ。
最後は蕎麦湯。
好みで汁を入れてくださいと言われますが、何も入れなくても滋味深く、染み入る味わいです。
デザートは自家製餡のお団子。
餡がしっかり甘くて、全体の最後を〆てくれる感じ。
甘さにホッとします。
今回も大満足。
また来年の新蕎麦の時期に、お邪魔します!
いや、もっと早く来ちゃうかも。
ご馳走様でした(*^_^*)
生粉打ち蕎麦処 庄庵
住所 三重県津市美杉町杉平120-2
TEL 059-274-7500
営業時間 11:30~ランチのみ
※完全予約制 一日二組人数によっては貸切
定休日 火・水曜日
Comments