何だか最近、昼間の外食はすっかりあっさり派。
何が食べたいと尋ねられると
「おうどん!」
私は関西の小学生ですか・・・。

津駅からほど近くにございます「手打ちそば処 きのさき」。
そばがメインか、うどんがメインか・・・両方のようです。
店内は思ったより広く、古民具などが飾られていて凝っています。


メニュ。
よく見えない人はクリックしてくださいね。
うどんとおそば、平等に扱っていますね。
ここでは載っていませんが、他のページには「蕎麦の効用(ルチンが何たら)」などのページが設けられておりました。
あ、今気づきました。
殆どが、うどん・そば同じ金額なのに、
「かけうどん+しのだ丼」950円
「かけそば+しのだ丼」1000円。
この差は何なのだ。


メニュその2。
ご飯物です。
『カツ丼』の文字を見た娘、「これにする!!!」と。
最近異常に、揚げた肉が好きな彼女。
間違いなく、私の血を引く肉食獣。
しかも枯れ始めた私と違い、これからもっともっと、肉と脂を好むようになるのです(脂身は嫌いなようですが)。
恐ろしい・・・。


無性に食べたかった『鍋焼きうどん』1000円。
味噌煮込みではなく、澄んだ汁のが食べたかったのです。
というのは、「引きこもり探偵」が出てくる小説を最近読みまして。
引きこもりだけあって、自分で料理を作る。
それがすべて本格的で美味しそうで・・・。
特に『鍋焼きうどん』の湯気が立ちそうな描写に、いてもたってもいられなくなっていたワケです。
閑話休題。
出汁はあっさりしていつつ昆布が効いていて・・・求めていた味です。
麺が変わっていて、見た目やや細め(というか薄め)。
口に入れた瞬間は、フワリとしていて柔らかすぎ?と感じるのに、不思議と切れずむっちりとした、なかなか「手ごわい」うどんです。
かなり気に入りました。


夫注文の『かけそば+しのだ丼』1000円。


かけそばはですね、蕎麦はもちろん、出汁が美味しい!
色が薄いのに、カツオがガッチリ効いていて、何というか・・・なかなかない、かけそば出汁の味です。
「しのだ丼」は、そばつゆで絡めた(炒め煮?)の蒲鉾と葱とカリカリに焼いたお揚げさんが載っています。
見た目「?」ですが、これがまた!
甘辛とお揚げの香ばしさと、タレの絶妙な濃さと・・・クセになる味です。
そういえば、油揚げを使った料理に「しのだ」って良く使いますよね。
『信太山→葛の葉』に因んでいると、ここでサクッと触れたので、興味を持った方、調べてみてください。


『カツ丼 赤だし 香の物付き』1000円。
おおっと。
いきなり異彩を放っています。
娘はビビっています。


何か、カリカリに揚がったカツの上に載っていますね。
これはそばつゆと玉子を火にかけ、ガーッとかき回したものだそう。
成分としては「卵とじカツ丼の玉子部分」です。
おお!
カツのカリカリを損なわず、「卵とじカツ丼」の味が堪能できるのです!
しかも上の玉子アンの量を変えることで、味も調整できます!
娘は小3にしてカツを完食。ご飯も3/4食べつくしました。
なかなかな肉食っぷりです。
うーん・・・このお店、普通のおそば屋に見えて、すべて良い意味で期待を裏切ってくれます。
蕎麦の汁は、夫曰く「特筆すべき味だな」
カツ丼は娘曰く「カツがカリカリで、脂身がなくて美味しい!」
次は私もおそば(なんと冷たい汁そばもあるらしい)を食べます!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
手打ちそば処 きのさき
住所 津市大谷町275
TEL 059-225-6666
営業時間 11:00~14:00
17:00~21:00
定休日 火曜日