恒例のびっけ部活動。
何気に毎月、レア度が上がっている気が。
松阪インターから車で5分ほどの場所にある、中国料理店『私房菜きた川』です。
多分、初めての人は見つからないと思います。
というくらい、住宅地の中です。
店内は古民家を改装してあり、テーブルが3つほど。
本当に個人宅にお邪魔しているような気持ちになります。
基本のメニュは、昼のコース3240円、夜のコース5400円ですが、希望に応じて変更することも可能です。
このメニュは私たちの希望も入っているので、デフォとは少々異なります。
ビールからワインから日本酒、そしてもちろん中国茶と、なんでもござれ。
個人的には『農と匠の酒』がめっちゃ気になりましたが、お昼なので・・・。
紫蘇ジュースの水割り、紫蘇ジュースのソーダ割り、水出し茉莉花茶、ジンジャーエールで乾杯。
まずは『季節野菜の彩り前菜』。
右から、蒸しなすの胡麻油とにんにく風味。
ジャガイモの千切り、山椒と酢和え。
ニンジンの千切り、ラー油酢醤油。
長芋素揚げ、干し海老とザーサイ和え。
干し椎茸を戻して揚げ、甘辛く味付けしたもの。
どれもとっても丁寧に作られていてびっくり！
特に干椎茸は、椎茸が苦手な私でも、箸が止まりませんでした。
これだけでも大満足できますよ。
『鰹のお刺身サラダ』。
美しいです。
一人前に盛っても美しいですね。
山椒油とネギ油がかけられて、風味満点です。
さらに辛子も添えられています。
これは相当美味しい！
カツオ料理の概念が覆されますよ！
『蒸し点心二種』。
手前は豚肉の焼売。
奥は豚肉と松阪牛の小籠包。
焼売はかなり肉々しく、みっしりしています。
何も付けなくても美味しいですが、辛子をちょんとすると効果的です。
小籠包はそうっと皮を噛むと肉汁が！
これが普通の小籠包と違い、肉汁にしっかり牛肉の風味を感じるのです。
『とうもろこしと梨と海老の春巻き』。
スティック状になっていて、手で持っていただきます。
それにしても梨って！
しかし、意外にも合うのです！
甘みはそう強くなく、逆にとうもろこしの甘味を引き立てるというか。
揚げたて熱々なので、口内火傷は必至です。
『冬瓜と干貝柱とモロヘイヤのスープ』。
これは感動する美味しさでした！
すべての味わいが美しく調和している上、基本のスープがめちゃめちゃクリアな味。
無化調ならではの素直で優しい味わいです。
そこに干貝柱の旨味が重なり、美味しさの相乗効果！
お代わりしたいくらいでした。
そして別注していた『ふかひれの姿煮』！
やっちまいました！
だって、ちよぞーさんが先に行った時のレポを見てしまったから・・・。
食べないわけには行きますまい！！
・・・・・・めちゃめちゃ美味しいいいい！！！
フカヒレの繊維一本一本がプリプリで、繊維と繊維の間にたっぷりと餡が。
この餡がまた、なんという旨味の深さ！
口に含むと、本当に目を閉じて陶然としてしまうほどなのです。
また、綺麗にひげを取られたもやしを入れていただくと・・・なんだろう、とても幸せな気持ちになります。
これはもう一度・・・と言わず、何度でもいただきたいです。
『伊佐木（いさき）ときの子のあっさり蒸し』。
揚げびたし状態ですね。
・・・って、このスープがまたしても絶品です！
そしてキノコとイサキの両方を口の中に入れると、旨味が相まって声が出るほど美味しい。
舞茸やしめじなど、数種類のキノコを使うことで、複雑な旨味がスープに溶け出しているのです。
あまりに美味しくて、永遠に食べ終わりたくない・・・と思ってしまいました。
M子注文の『麻辣麺』。
爽やかな辛さと酸味！
クセのあるお酢の風味がたまりません！
『担々麺』。
こちらも辛さとスープのクリーミーさとのバランスが良いです。
どことなく『しらかわ』の担担麺を髣髴とさせる感じ。
締めの麺は小ぶりサイズ。
これくらい美味しかったら、全部食べられたかもです。
次回はあおさの麺を食べてみたい！
デザート。
ごま団子の中は、黒餡ではなく、蓮の実餡だったかな。
熱々でゴマの風味がむせ返るほどでした。
右は烏龍茶の羊羹。
飲み込んだ後、鼻から烏龍茶の香りが抜けました。
手前は杏仁豆腐のチアシード添え。
これだけでも美味しいのですが、
西瓜のシロップを注ぐと、さらに風味に変化が！
このシロップ、超西瓜！です。
香りが素晴らしかった。
はー・・・。
美味しい時間が終わってしまうのは寂しい・・・と、思ったくらい、すべてが美味しかったです。
ここは四季折々に訪ねて来なければ！
ご馳走様でした(*^^*)
私房菜 きた川
住所 松阪市伊勢寺町1020
TEL 0598-63-1888
営業時間 12：00～16：00
18：00～22：30
定休日 月曜日
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