お気に入りのお店です。

『かくしか食堂』。
ただしこちらのお店は奥まっているので、満席かどうかわからない。
しかも駐車場がないので、隣のコインパーキングに停めてから恐る恐る中をのぞく・・・という、なかなかスリリングなお店なのです。
今回お邪魔したのは、去年の暮れ、娘と二人。
帰省してきた娘と二人で、何を食べようかな〜なんて話していたところ。

娘が、その前の回に『かくしか食堂』で食べた『あんかけ焼きそば』が忘れられないと。
今回は何を食べるかわからないけど、『かくしか食堂』に行きたいと。
いいね。

こちらがデフォメニュ。
唐揚げ定食もしょうが焼き定食も、とろける煮豚丼も絶品ですよ。

でもさ。
『かくしか定食』は安定して魅力的なんよ。
『鴨すき』なんて、ちょっとお正月感のあるお料理も出しちゃったりして。

というわけで、かなり呻吟した結果、二人が注文したのは『12月のかくしか定食』1850円。
美しい。

『鴨すき』。
甘さを抑えて、鴨の味わいが前面に出ている感じ。
全体的に薄味なんだけど、鴨のコクでまったく物足りなさがありません。

サラダがいつも美味しい!
野菜が新鮮なのはもちろん、ドレッシングにナッツが入っていて、香ばしいのです。

里芋のから揚げ、ごぼうのから揚げ。
どちらも揚げ粉は片栗粉が主体かな。
サラッと揚がっています。
里芋にもごぼうにも薄め、でもしっかり感じる下味がついていて、美味!
あんまり美味しくて、食べ終わりたくなくて、娘も私も1口分ずつ最後まで残していました。
好みが、まんま一緒です。

揚げ出し大根。
大根ししっかりと火が通っており、味もしみしみ。
しかもあんも絶妙!
これまた手の込んだ一品です。

鰆の南蛮漬け。
鰆なんて、今が旬ど真ん中じゃないですか。
そして醤油と酢と砂糖の塩梅と、野菜のシャッキリ感。
美味しいに決まってますよ。
『澪つくし』シリーズの種市さんが、「こりゃたまんねえよう!」と声を上げそう。

地味ながらも絶品な『水菜のお浸し』。
歯ごたえを残した水菜、薄めながら味わい深い出汁をたっぷりと含んだお揚げさん。
とろみがありつつもしっかりとした食感のなめこ。
そして全体をまとめるいりゴマ。
これは何回いただいても、毎回しみじみと美味しいです。

でさ。
やはりこのお味噌汁よ。
赤出汁で、しっかり炙られて香ばしいお揚げさん。
初めて『かくしか食堂』にお邪魔したとき、このお味噌汁の『ライブ感』に感動しました。
その感動を、この日もまた。

何度お邪魔しても、一食の『食事』に『手を抜かない』・・・ではなく、『しっかりと手をかける』姿勢が素晴らしいのです。

ご馳走様でした(*^^*)

かくしか食堂
住所 三重県津市東丸ノ内8-5
TEL 059-246-8075
営業時間 7:30~10:30(LO9:30)
  11:00~15:00(LO14:00)
定休日 日曜日と月1〜2回の不定休 (お問い合わせ下さい)