久居に用事があったので・・・という口実で、またも蕎麦屋探訪。

久居インターガーデン前の『十得』です。
お父さんが元々営んでいたうどん専門店を、蕎麦の修行をした息子さんを迎えて、3年ほど前にリニューアルしたとのこと。
店内は古材を使い、テーブルや椅子もどっしりとした木を使用した、落ち着いた雰囲気です。
周りの席をこっそりと見渡すと、皆さん、大振りの蕎麦丼に顔を俯けています。
一人に付き器が2つ並んでいるのは、おそらくランチの『そば(うどん)+小天丼セット』を注文しているからでしょう。
たぐる箸を見ると、お蕎麦とうどん、半々の様子。
しかし、にわか蕎麦愛好家のM子は、もちろん蕎麦です。


かけそば750円。
衝撃の量です。
丼が大きめとはいえ、その半分の深さにも到達していません。
と、とりあえず気を取り直して、いただきます。
麺はかなり荒く挽いた感じで、かなりざらついています。細めの割に、蕎麦の味がストレートに感じられます。汁はもちろん熱々。こちらも色の割にやや甘めかつ濃いめで、どことなく関東の汁を彷彿とさせます。とはいえ、関東に比べるとかなりソフトですが。
が、しかし・・・どんなに味が良くとも、量が少なすぎます。
ここは価格に地価が上乗せされるため必然的に量の少なくなる東京ですか?と、くどい疑問を問いかけたくなります。
まあ、M子の蕎麦屋の法則で、ざる蕎麦も注文しているので、安心安心。
と思いきや。


ざる蕎麦750円です。
・・・何だか、平べったいですね・・・。
このざる蕎麦、確かに美味しいです。温かい蕎麦であれだけ蕎麦自体の味がしっかりしていたのですから、冷たい蕎麦はいわずもがな。しかも細めなので、喉越しも良いです。
汁もどこかクセのある・・・かえしに使う砂糖が違うのかな?と思わせるコクがあります。
黒砂糖っぽいというか・・・。なんだろう。
しかし、M子の胃袋を、いや、お客様の胃袋をなめてませんか?
他の方々がランチを注文していた理由がわかりました。
蕎麦だけだと、絶対的に量が足りないからです。
では、発情期のM子のように、蕎麦だけを求めている人は?
そんなお客のために、『大盛り200円増し』とかおかわりは300円増しとかあります。
が、最初から基本の量はわからないし、注文してから出てくるまで、非常に時間がかかるので、おかわりも待つこともままならず。
蕎麦も汁も、非常に美味しいです。
しかしM子が勝手に定めた『美味しいの鉄則』「量は多い分には大歓迎。足りないことほど寂しいことはない」から、激しく逸脱しています。
全く以って足りません。値段に対してあまりにも少なすぎます。
かけ蕎麦一人前+ざる蕎麦半人前で、腹八分目どころか三分目くらいです。
お店を出た後、余計お腹が減ってしまい、


こんなことをしてしまいました。
お店に対して大変失礼なのは重々承知ですが、本当に足りなかったのです。
美味しいのに、本当に申し訳ないです。
だからお願いです。2倍に量を増やしてください。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
手打ちそば うどん 十得
住所 津市久居明神町2644-1
TEL 059-256-8898
営業時間 11:00~14:30
17:30~20:30
(土・日・祝は通し営業)
定休日 月・火曜日(祝日は営業)