先週金曜日。
最近通っている『なっちゃんのおうちヨガ』と、マクロビランチを作ってくれているゆりっぺさんとのコラボである、『ヨガとマクロビ講習会』に参加しました。
前半はいつものようにヨガで汗を流し、後半はマクロビについての講習を受けつつ、マクロビランチ会。
で、この日は何でか、なっちゃん先生のヨガスイッチが入ったらしく、後で聞くところによると、2時間半近く行っていたそう。
・・・とは思えないほど、あっという間のヨガタイム。
いい汗かきました
やはり母が予言していたように、身体に合っているのかも。
あ、もちろん体力的にはかなり消耗しましたが。
そして後半の『マクロビ講習会』

『食前酒』ならぬ『食前酢』。
『梅果紫蘇』という梅の甘酸っぱいお酢をちょいと割ったもの。
それにしても美しいです。
ただ貪り食うだけのM子の世界とは、ちょっと違う気がします。


お料理全図。
こんなに美しいお料理の数々、まったくお肉やお魚を使っていないのです。
信じられませんね。
この日の講習会のテーマは『梅パワーと陰陽調和法』でした。


まずは大皿料理たちのご紹介。
『豆腐の塩麹 バルサミコソース』
お豆腐と思って口に入れたらチーズ!
いや、お豆腐なんですけど。
塩麹で漬け込むと、フレッシュなチーズっぽい味になります。
味噌漬けでチーズっぽくなるのは知っていましたが、塩麹はフレッシュさも残っていて良いです。
チーズっぽいということはバルサミコとよく合います!


手前のは梅果紫蘇に漬けた玉ねぎとトマトだったかな。
左奥の『アマランサスと人参とセロリのサラダ』が美味しい!
『アマランサス』は雑穀の中でもトップクラスの栄養価と言われていて、小粒でプチプチとしています。
セロリの風味が強く、マヨネーズ系のドレッシングでマイルドになっていました。
右奥は『南瓜と豆のごまサラダ』。
これは目立たないながらも胡麻が効いていて、かなり気に入りました。


『ソイミート酢豚』。
うーん。
これは、うなるほど美味しかった・・・。
甘酢あん部分は梅果紫蘇を使っており、甘酸っぱさがフルーティー。
グルテンを使った『ソイミート』はジューシーに揚がっていて、甘酢あんに絡む絡む!
『ソイミート』は当然ながら脂身なしで、かつ、ムッチムチ。
脂身の苦手なM子にとっては、何だったら普通のお肉よりもこっちの方が合っているかも。
苦味の聞いたパプリカちゃんたちと一緒に口に入れると、苦味、甘味、旨味、酸味が同時に口内を支配。
私も作りたいです!


胡瓜の吉野煮。
これは私もよく作ります。と言っても片栗粉だけど。
こちらはちゃんと吉野葛を使っています。
胡瓜が出汁とあんと同じくらいトロ~ンとしていて、ご飯に乗っけたいくらい。


『茄子の揚げ浸し』
揚げ茄子が大好物がM子にとって、まさに「M子まっしぐら」な一品。
浸し汁には、これまた梅果紫蘇を使用。
でも他の調味料も使っているためか、不思議と味がかぶりません。
それと、酢豚もそうなんですが、揚げてあるのに、どちらも全然もたれないんですよ。
これも梅パワー?


高きびと味噌じゃが香草焼き。
これはめっちゃ美味しかった!
高きびとジャガイモ(皮がついたまま)を一緒に圧力鍋で蒸したものに、味噌とパン粉と、植物性のチーズを載っけてオーブンで焼いたもの。
お味噌のこっくりとした味わいと蒸されて甘くなったジャガイモと、クミクミとした食感の高きび・・・そこに植物性のチーズのコクが。
っていうか、ここまでもそうですが、もう『マクロビオティック』とかの域を越えて、普通のお店で登場しても遜色ない・・・どころか、めっちゃレベルの高い味わい。
こんなお料理が一般家庭でいただけるって、どうなんでしょう。


こちらはお一人様分ずつ。
左上から時計回りに、
●カレーのサモサ
高きびとジャガイモを蒸したものをマッシュし、カレーとクミン、コリアンダーとガラムマサラを混ぜ込んだものが包まれています。
おかわりしてしまったほど、美味しかった!
●ズッキーニ、梅しょうゆ和え
サッパリしているのに、どこかコクが・・・胡麻がちょっと入っているそうです。
●長ひじき、ソイミートの生春巻き
口に入れるまで予想の出来ない味でした。
いや、口に入れても初めての味に、驚き!
すべての食材の食感も味も香りもバラバラでまるで一貫性がないのに、噛んでいると調和してくるんですよ!
上の梅干しペーストが仲立ちをしているのかな。
他に赤ピーマンとニラも入っているのですが、これも組み合わせ的にはあり得ないと思うのに、すべてが合わさると美味しいのです。
●玄米ハトムギ黒米入り梅ご飯
玄米なのにもっちもち・・・いつもヨガのあとのランチでいただくのですが、いつも不思議。
どうしてこんなにふっくら炊き上がるのか。
梅風味だからか、食べれば食べるほど、食欲が溢れてくる感じです。


夏野菜の重ね煮スープ。
これは今回のテーマ『陰陽調和法』に大きく関わってくる一品。
陽と陰の食材を鍋の中で対流させることで融合させ、陰陽のバランスがとれた食材の味を生かした美味しい
料理ができるとのこと。
素材からの旨味が出るので、出汁は引かなくても良いそうですよ。
ちなみに『陽』の食材は根菜類や芋類など、主に下に向かって成長していくもの。
『陰』の食材は海藻や葉菜など、上に向かって生えていくものだそう。
お鍋の中に『陰』の食材から『陽』の食材へと下から順々に重ね、少量のお水と塩少々で重ね煮すると完成です。
・・・なんて難しいことは言わなくても、食べればしみじみ美味しく、身体が喜ぶ味だとわかります。
普段は油も使わないそうですが、今回は、コクと香りを出すため、オリーブオイルとニンニク少々を炒めたとのこと。
家でも作りたいけど、肉食獣のm子が食べてくれるのか・・・まずはちょっとお肉を入れたバージョンから始めてみようかな。
で、そんなためになる話を聞いた後に、さらに、


デザート。
米粉を使ったシフォンと、紫陽花ゼリー。
ゼリーは、青紫蘇と豆乳と抹茶味で、これまた涼やか。
でも実は、一番びっくりしたのが、生クリーム。
ここで唯一動物性のものを使用。
で、生クリームに梅果紫蘇を混ぜてホイップすると、泡立ちが早いだけでなく、マスカルポーネっぽい風味に。
しかもなんと冷蔵庫で1ヶ月も持つらしいです!
これを聞いて、とうとう『梅果紫蘇』買っちゃいました。
身体を動かし、身体に優しくかつ美味しいお料理をいただき、その上、勉強まで・・・。
実りのある一日でございました。
ありがとうございました&ごちそうさまでした[#IMAGE|S58#]
なっちゃん→sucre*今ココhappy!
ゆりっぺさん→日本伝統食を学ぶ
ところで。
私はバリバリの肉食獣なので、『梅果紫蘇』を何に使ったら良いのか皆目見当がつかず、ようやく昨日、キンピラゴボウを作る際に使用しました。
他、何に使えるんだろ・・・マクロビオティック料理の道は、険しいのう・・・。
初心者向けレシピがありましたら、教えて欲しいです(;_;)