2は、『七條コース』に必ず付く名物の『海老フライ』から。

この日のは、今までで一番大きかったかも。
もちろん大きいだけじゃなく、揚げ加減も絶妙です。
中心まで火が通った瞬間の、一番プリプリで甘味が強いタイミング。
それをすぐさまサーブしてくれるので、一番美味しい瞬間を味わうことができます。
ビバ!
そしてようやくメイン。


姉注文の『金目鯛のポワレ タイム風味』
皮目は、カリカリのサクサク。
まるで上から押し付けられたかのように真っ平なんですが、身はふっくらとしているんですよ。
不思議。
しかし本当に僅かながら、臭みを感じてしまったのは、気のせい?
香りと臭いの境目くらいな微妙さ。
三重県の魚は前物が多く新鮮なため、東京のお店で魚の匂いが気になることが多いのです。
とはいえ、魚の国日本の東京を支える築地市場は、超ハイレベルです。
ソースはバタとトマトとタイム。


『地鶏のソテー シェリービネガーソース』
これは美味しい!
シェリー酒の風味とマスタードと酸味の効いたビネガーソースが、味の濃い地鶏とマッチ。
あ、鶏自体の旨味がものすごくあり、歯応えもブロイラーではあり得ないので、一口食べて、「地鶏だな」とわかるほどでした。
そして、もも肉から手羽元、手羽先へ・・・鶏の骨格がよくわかって楽しいです。
それにしても、鶏肉が歯応えがありつつフォークでむしるとすぐに解ける・・・柔らかいんですよ。
これはビネガーの効力かしらん。


そ、そしていつも注文しているものの、べっくらした『牛ホホ肉のはちみつと赤ワイン煮』。
黒いです。
今までの中で一番黒いです。


ほら!
もう何の物体だか分からない黒さ。
お肉も褐色ではなく、『漆黒』!
さらに柔らかさも、今までで最高!
柔らかすぎて、切ろうとするナイフにまとわりつくほど。
味は・・・・・・どこまでも深く、甘いです。
そして舌にもまとわりつく柔かさとゼラチン質。
ねっとりとしています。
どこまでが肉で、どこからか自分の口の中の肉なのか、わからなくなるほどのとろけっぷり。
うーん・・・凄すぎます。
でももっとスゴイのは、


先程の料理をすべて平らげた上の、『ビーフカレー』1000円。
まあ、3人で1人前ですが。
大量の玉ねぎが使われている深いコクと、スパイシーな辛さ。
洋食とインドカレーの良いトコどりです。


そしてデザート『さくらんぼのタルト』
これは今の季節、是非モノですよ!
フレッシュなダークチェリーちゃんと、バニラとキャラメルがやや効いた、アイスクリームと相性ばっちりです!
超左党の私ですが、ここではデザートまでしっかり食べないと、フィニッシュにならいのです。
この味を胸に、翌日からの荷物の片付けを頑張りました。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
あ、この日は初めて息子さんらしき方がサーブ。
とうとう三代目が誕生するのでしょうか!
緊張しまくっていいるのが、微笑ましかったです。
レストラン七條
住所東京都千代田区一ツ橋2-3-1 小学館ビル B1F
TEL03-3230-4875
営業時間 [月~金]
       11:30~14:00(L.O)
       18:00~20:00(L.O)
       [土]
       11:30~14:00(L.O)
定休日 日曜日・祝日